1979年の創立以来、さまざまなアイテムを世に送り込んできたステュディオ・ダ・ルチザン。その語意は、”職人工房”という意味である。1980年初期における日本のジーンズマーケットはケミカルウォッシュなどの加工を施したジーンズが人気だった。そんな時代に、本藍、カセ染めのレッドセルビッチデニム、カパー製打ち抜きリバット、フランスから取り寄せた2本方針バックシンチ、2色使いの綿糸による縫製で、レプリカという型にはまらないオリジナルデニム"DO-1"を完成させた。しかし一般に受け入れられる事はなかった。
それでもダ・ルチザンはそのこだわりを捨てる事なくデニムをつくりつづけた。
今もその姿勢は変わる事はない。"職人工房"という言葉に込められた意味を守るために。